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大連レポート

○花角知事が北京・大連を訪問

2019-05-31

    花角知事が5月23日から27日までの間、北京・大連を訪問しました。北京では、外交部(日本の外務省に相当)、海関総署(日本の税関に相当)などを訪問し、昨年11月の中国への新潟米の輸出解禁に対する謝意を伝えるとともに、コメ以外の県産食品の輸入規制の解除等を要請しました。知事から、2011年の福島第一原子力発電所の事故以後、県産食品の安全性についての検査を継続実施しており、ここ5年間、主要な食品からは放射性物質が検出されていないことなど、本県食品の安全性を具体的に説明し、中国側から一定の理解を得ることができたと考えております。

中国共産党中央対外連絡部訪問         中糧集団訪問(ショールーム視察)
また、北京の有名スキークラブやスキー専門旅行社の幹部などと、スキーなどの冬季観光の誘客拡大についての意見交換を行いました。中国側出席者からは、2022年北京冬季オリンピックに向け、中国のウィンタースポーツ人口が急増しているところであり、中国から近く、スキー場の施設が充実し、適度な柔らかさで良好な雪質の日本は人気であることが報告されました。その一方、スノーリゾート新潟の知名度の更なる向上の必要性が指摘されるなど、1時間の予定を大幅に超過する活発な意見交換となりました。
大連では、当地最大のイベントである「大連アカシア祭り」の30周年を併せて開催された「2019中日文化観光大連交流大会」で、知事が「スノーリゾート新潟」をテーマとする基調講演を行いました。講演では大連など東北三省から参加した旅行社約100社に、県内スキー場や「越後妻有雪花火」、「小千谷風船一揆」など、新潟の冬の魅力に的を絞ったプレゼンテーションを行ったほか、大連の大手旅行社などとの個別意見交換も実施しました。
翌6月5日から10日に、この旅行社が中心となり、新潟、十日町、佐渡などを視察することが正式に決定しました。新潟での視察状況を踏まえ、今年9月頃に新潟旅行商品の造成が計画されており、新潟への観光誘客の拡大に向け、当事務所でも積極的に支援してまいります。


大連市長との面談                        中日文化観光大連交流大会での講演