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大連レポート

○北東アジア博覧会「日本館」への出展 ~新潟県産業の技術力をPR~

2019-08-31

    2年に1回、吉林省長春市で開催される「北東アジア博覧会」に参加しました。8月23日から開催された博覧会には、中国内外から多くの企業・団体等が出展したことに加え、今回、新たに北東アジア地域の6カ国(日本、韓国、モンゴル、ロシア、北朝鮮、中国)がそれぞれ「国家館」を設け、各国の文化・産業などの魅力等を発信しました。新潟県からは県内関係企業2社が一般ブースに出展したほか、在瀋陽日本国総領事館からの要請に応え、「日本館」の中で、①金型加工技術((株)武田金型製作所)、②チタン発色技術((株)ホリエ)、③ステンレス黒染加工技術((株)テーエム)のPR展示品を配置し、新潟県産業の技術力の高さや製品の魅力等の発信に取り組みました。

【日本館の展示状況】               【マスコミ取材】             【会場内の様子】
吉林省を含む中国東北3省には、古くから多くの国営企業が立地していたことから、他地域に比べ、産業構造改革が遅れ、経済成長率も全国平均を下回る状況が近年続いています。現在、中国政府では東北地域の振興・経済発展に注力しているところであり、今回の博覧会を大変重視しているとのことでした。
このため、本県産業の高い技術力は大変注目を集めることが出来ました。中国政府の副総理が自ら「日本館」を視察し、本県の展示品に直接触れ、技術力の高さを体感したほか、吉林省政府幹部からは、今後の企業交流の促進についての要請・提案等もいただきました。
また、中国メディアの取材も10件以上寄せられ、CCTV(国営テレビ局)、新華社(国営通信社)等で記事が掲載されるなど、本県産業の技術力や製品の魅力を中国に向けて効果的に発信することが出来ました。一般来場者からは、率直に「大変素晴らしい」との反応でしたが、専門知識を待つ企業等の技術者からも、「この技術水準、加工精度は凄い」等の評価も出されました。
今後も、新潟県産業の技術力や製品の魅力を発信するため、中国国内での展示会・イベント等での機会をとらえ、積極的に取り組んでまいります。中国に向けた取組を御検討されている企業等がありましたら、是非、大連経済事務所を活用くださるようお願いいたします。