新潟県大連経済事務所

７月21日、山東省の省都・済南市で開催された「日本（山東）輸入商品博覧会」に３年連続で出展しました。山東省は省別GDP第３位（メキシコのGDPと同水準）で、一億人以上の人口を抱え、中国有数の経済規模を持つ地域であり、日本製品に関心を示す消費者層が拡大を続けています。

   今回の博覧会では、山東省青島市に工場を持つ亀田製菓や、「上善如水」（他県醸造の清酒ですが）を輸入販売する貿易企業、ホリエのチタンタンブラーの代理店企業など、初出展となる企業などと連携しながら、様々な県産品を紹介しました。中国の皆様にその魅力に触れて頂くきっかけになったのでないかと考えています。

                                   日本（山東）輸入商品博覧会の様子（左：開幕式、中：亀田製菓、右：ホリエ）

≪中国渡航、注目トピックス≫

中国ではモバイル決済が広範に普及し、日常生活で現金を使う機会は激減し、駐在員の多くも現金を持ち歩かない状況です。唯一、外国人出張者・旅行者だけがモバイル決済を使うことが出来ず、現金を持ち歩く不便さを感じる状況でした。

そんな中、先月6月末に中国モバイル決済アプリの大手２社が相次いで海外クレジットカードでのモバイル決済登録を開始すると発表しました（「ウィーチャット・ペイ（微信支付）」と「アリペイ（支付宝）」）。これから中国への渡航機会が増えていくと思いますので、利便性が格段に向上している、中国のモバイル決済を利用してみませんか。

≪編集後記≫

2019年８月からの大連勤務ですが、４年間の派遣期間を終え、2023年７月末に日本へ帰任しました。この４年間、大連レポートをお読みいただき大変ありがとうございました。

４年間のうち丸々３年間は厳しいコロナ規制時期と重なり、十分な活動が出来なかったとの心残りもありますが、今となっては貴重な体験だったと振り返っています。