2023-09-28
8月23日から27日の5日間、吉林省の省都・長春市で開催された「第14回北東アジア博覧会」に出展しました。吉林省は中国東北地区の中部に位置し、面積18.7万㎢、2,400万を超える人口を有し、2023年第一四半期のGDP成長率は8.2%で全国1位です。今回の博覧会には123の国・地域から参加があり、8つの展示会場に3,427ブースが出展し、累計で6万種類の商品が展示されました。
新潟県ブースにおいては、企業と連携して鍋やキッチン用品、野菜の栽培キットなどを展示しました。ネット販売が広く普及している中国ですが、来場者が実際に商品を手にして説明を聞くことで商品の良さを実感していただいている様子が印象に残りました。出展した企業に話を聞くと、中国における購買力がコロナ前の水準にはまだ戻りきれていない一方で、来場者からの商品の特徴や使用方法などに対する問い合わせが非常に多かったということでした。この度の商談会は、多くの来場者でにぎわい、活気のある中国の状況を目のあたりにし、来場者から「日本のキッチン用品の品質はとても高い」、「キャンプ用品をセットで購入したい」などの来場者の生の声を聞けた機会となりました。今回は、岩手県、宮城県、鳥取県の自治体等も出展し、伝統工芸品や調味料・飲料などそれぞれの地域の特産品等の紹介を行っていました。
会期中、在瀋陽日本国総領事館の片江総領事に新潟県ブースを見学いただき、商品の特徴や販売状況などについて説明を聞いていただきました。また、同時期に開催された北東アジア各国の関係者が集まる「北東アジア地域協力円卓会議」においても県産品等を紹介することができ、多くの皆様に新潟県の魅力を知っていただくきっかけとなったのではないかと考えています。
(上段左・中:新潟県ブース 上段右:日本館における新潟関連展示)
(下段左・中:片江総領事による県ブース見学、下段右:円卓会議でのPR展示)