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大連レポート

〇「中日地方氷雪文化交流イベント」に参加して新潟県をPRしました

2024-03-25

    12月17日から19日にかけて、遼寧省瀋陽市において遼寧省人民政府が主催する「中日地方氷雪文化交流イベント」が開催されました。

  今回のイベントには当事務所のほか、在瀋陽日本総領事館やJNTO北京事務所、クレア北京事務所及び北海道、岩手県、山形県、富山県、長野県、神奈川県の在中国自治体事務所が参加しました。会場には遼寧省と日本の各都市ウィンターリゾートや温泉地などを紹介するパネルが設置されました。メインフォーラムにおいて、遼寧省からは2028年全国冬季スポーツ大会の開催を好機としてウィンタースポーツに強い省を目指すことなどが紹介され、日本側からは、JNTOや自治体事務所による各地のスキー場や温泉、美食などの各地域の魅力についてのPRが行われました。当事務所からは、新潟県内の主要スキーエリアの特徴や周辺観光地について動画を交えながら説明をしました。フォーラムの後、同省の重点観光プロジェクトに登録された本渓市においてスキー場や宿泊施設などの現地視察もあわせて行われました。

   さて、2023-2024年の冬季観光シーズンは中国東北地方に注目が集まり、特に、氷雪大世界(ハルビン氷祭り)が開催された黒龍江省ハルビン市が、中国国内において非常に人気の高い観光都市となりました。ハルビン氷祭りや中央大街などの主要観光地が多くの観光客でにぎわう様子が現地で報道されていました。中国の南方地域からの観光客が非常に多く、親しみを込めた呼び方として「南方小土豆」(南方からの観光客の愛称)や「小砂糖橘」(広西チワン族自治区の子どもたちによる訪問団の愛称)などのネット用語も生まれました。多くの観光客が訪れた理由の分析として、インフルエンサーや有名人などによるSNSでの情報発信により全国の注目を集めるとともに、送迎シャトルバスやサービス面の充実など受入体制の改善などにも力をいれたということも聞いております。

   中国東北部で冬の魅力を知った中国人観光客が、次回は雪遊びやスキー体験のために新潟県を訪れることを期待しています。

  

(左:イベント会場パネル、真中:観光紹介の一コマ、右:ハルビン氷祭り)