TOP

大連レポート

○「日本食の魅力・日本酒の魅力・新潟の魅力」プロモーション開催

2019-03-29

    ここ大連は、上海、バンコクに次ぐ1,550社もの日系企業が進出し、人口に占める日本語人材の割合は中国第一位(100万人あたりの2017年日本語能力試験一級受験者数1,037人、ジェトロ大連事務所)とされるなど、日本との交流が非常に活発な土地柄で、日本食レストランも約3,500店舗あると言われております。そんな日本びいきの大連で、3月13日、在瀋陽日本国総領事館在大連領事事務所との共催で「日本食の魅力・日本酒の魅力・新潟の魅力」プロモーション・レセプションを開催いたしました。
当日は、大連市政府、食品・流通・観光の関連企業、日本料理店、メディア等約100名の関係者にご出席いただき、第一部のプロモーションイベントでは、まず在大連領事事務所から日本政府が推進する日本食・日本酒の普及や観光促進についての説明がありました。また、「改革開放40年がもたらした日本料理の発展」と題し、大連日本調理師協会会長の高霖様から、大連における日本料理店の歴史や今後の展望、食材の発展状況等について発表がありました。当事務所からは、本県が、日本最大級の外国人向け日本情報サイト「ガイジンポット」で、2018年に外国人が日本で訪れるべき場所第1位に選ばれたこと、新潟の四季の魅力等を紹介しました。そして最後に、「2019年ミス日本酒新潟」準グランプリの佐藤満里鈴さんが、日本酒の魅力や、新潟の郷土料理の素晴らしさ等について、中国語でプレゼンテーションを行いました。
第二部のレセプションでは、主催者を代表して在大連領事事務所丸山浩一所長が「大連は日本との交流が盛んで、日本の農産物、日本酒、日本の食文化の普及、また訪日観光を含む人の交流の発展に非常に有利な条件を有している。本日のイベントをきっかけに、大連市と日本の相互交流が更に拡大・深化していくことを祈念したい」と挨拶を述べられました。その後、大連の有名日本料理店の板前が腕をふるった「鰈の煮付け」「河豚の唐揚げ」等の日本食が提供されましたが、何といっても当日の主役は「新潟産米」を使ったご飯と巻き寿司で、板前さんによる巻き寿司のデモンストレーションでは、握った寿司があっという間になくなってしまうほど好評でした。件の板前さんは、新潟米の感想を「ツヤがあって、お客さんの食欲をそそる」と話してくれました。一方、出席された別の日本料理店経営者からサンプル米提供の要望を受け、お譲りしたところ「常連客にお寿司として出したら、非常に好評だった。ただ2貫で30元(約500円)以上とお客さんに話したら、中々気軽には食べられないねと言われた」とおっしゃっていました。出席された日系商社総経理からは「まずは日本びいきの大連で普及を図り、その実績を携えて上海や北京に出ていくのも一法」とアドバイスをいただきました。

レセプションの様子                                            新潟米を使った巻き寿司のデモンストレーション