2024-07-02
6月2日、在瀋陽日本国総領事館在大連領事事務所主催、大連中日教育文化交流協会共催により、大連市内にて大連日中伝統文化交流シリーズ講座の第1回目が開催されました。
同講座は日本と中国の伝統文化・伝統工芸をテーマとして、日中両国の伝統文化に関する歴史、特徴及び異同について各分野の専門家が複数回にわたり掘り下げることを主旨としています。第1回目となる今回は、王博・大連大学無形文化遺産研究センター伝統金工芸研究所特別招聘研究員が講師として招かれ、「中国伝統手工芸と日本金属工芸の交流と融合」のテーマで実施されました。
この講座において、新潟県も伝統的工芸品等をPRする機会をいただきました。新潟県では、地域の気候風土を生かした様々な工芸品が発達し、今なお脈々と受け継がれています。中でも、経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」は13産地16品目にのぼり、全国で3番目の多さで、品目は織物、金加工、仏壇、漆器、木工品と幅広い分野にわたっています。来場者に対し、新潟県の概要と、伝統的工芸品の鎚起銅器や打刃物等について写真を交えながら紹介しました。
また、新潟県は金属洋食器の出荷額が日本一であるなど、国内を代表する金属加工の集積地です。会場に設置されたブースにおいて、鎚起で作られた銅製品をはじめ、タンブラー、ぐい呑み等の金属加工品を展示し、来場者に県産品の魅力に触れてもらうことができました。
浜田在大連領事事務所長ご挨拶 講師により日本の加工技法として鍛金の紹介
新潟県の伝統的工芸品の紹介 会場内における県産品等の展示