2024-09-30
大連世界博覧広場及び大連星海会展センターにおいて、8月14~18日の5日間、「2024(第29回)大連国際モーターショー」が開催されました。
主催者発表によると、今回の展示規模は8万㎡、約100社、1,000台の自動車が展示されました。5日間の累計入場者は約11万人に上り、会場において約5,000台が販売され、成約額は約10億200万元(日本円で約210億円(1元=約21円)に達する見込みとのことです。
中国は世界最大の新エネルギー自動車(以下、新エネ車)市場であり、今回のモーターショーでもBYDなどをはじめとする新エネ車が来場者の注目を集めていました。同展示会における新エネ車の販売は過去最高を記録し、全体の30%近くを占めたとのこと。また、大連市が車の買い替え政策として販売補助金を交付し、販売促進に効果があったとされています。
同展示会は中国で最も影響力のあるモーターショーの1つであり、日系企業の自動車も展示され、会場内は多くの来場者で賑わっていました。
〇大連日中アカシア懇談会が開催されました。
7月24日、大連市内において2024年大連日中アカシア懇談会が開催されました。同懇談会は2019年に在大連領事事務所、大連日本商工会、日本貿易振興機構(JETRO)、地方自治体の各事務所等と大連市との定期的対話メカニズムとして立ち上げられ、今回が6回目の開催でした。
大連領事事務所によると、同懇談会においては、大連日本商工会が提出した日系企業が直面する諸問題や解決に向けた要望に対して、大連市側の担当機関から状況説明や改善に向けた取組などの回答が行われました。大連市の陳市長からは、大連の日系企業との間の定期的な連絡メカニズムを更に改善していくとともに、大連市政府と日系企業の相互利益実現のため双方の協力を促進していきたい旨の発言がありました。
このように大連市の代表が日系企業等の要望を直接聞く機会が設けられていることは、地元政府が日系企業を重視していることを表しているともいえ、取組みが継続されていくことを期待しています。