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大連レポート

○吉林省で2つの商談会に出展 ○県と伊藤忠大連でビジネス支援の包括協定

2013-09-24

○吉林省で2つの商談会に出展

当事務所の募集取りまとめにより、第9回中国延吉・図們江国際投資貿易商談会(吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市、8月26日~30日、県関係企業4社出展)及び第9回中国北東アジア博覧会(吉林省長春市、9月6日~11日、県関係企業5社出展)に相次いで出展した。

  延吉商談会の出展にあたり、私にとって、ほぼ3年ぶりに訪れた延吉市であったが、ずいぶんと街並みが綺麗に整えられ、開発が進んでいることに気付き、大変驚いた。
  延辺州商務庁によれば、中国国内の大手銀行2社の本格進出が決まり、今後も投資案件が増えるのは確実とのこと。元々、韓国製品の集積地として知られている地域であるが、日本商品への需要も近年急速に、伸びてきているという。その証拠に、当県出展企業でも着実に成約案件が出てきている。延吉商談会の規模そのものはあまり大きくはないが、経済発展が他の大都市と比較して遅れている分、ビジネスチャンスは依然として相当程度存在すると見て間違えなさそうである。
(中国延吉国際投資貿易商談会の県ブースの様子)
  中国北東アジア博覧会は、今年も国家級商談会として、吉林省の省都・長春で華やかに開催された。地下鉄工事が進む長春市内の各所は、土ほこりにあふれ、市街中心部の渋滞は相当に深刻化していた。
 この博覧会は、年を追うごとに国際色豊かになり、大会規模の拡大を図ってきた経緯がある。しかし、出展に際し、ブース料金の毎年の高騰に加え、昨年同様、多額のブース装飾代金を納めることを事実上の出展条件とする等、出展者側に対する理不尽な取扱いが散見されるようになっていた。さらに今年は、装飾費用の領収書発行をめぐり事務的なトラブルが生じ、大会事務局側のお粗末な対応ぶりに、当県ブースを含む、多くの日系の出展関係者を悩ませていた。今後は、名実ともに国家級商談会としての名に恥じないような事務局運営を期待したい。(わ)
(中国北東アジア博覧会の県ブースの様子)
○県と伊藤忠大連でビジネス支援の包括協定
 新潟県は今年8月、県企業の中国東北地方におけるビジネス活動支援のため、中国進出の大手商社との初めての試みとして、伊藤忠(大連)有限公司とビジネスコンサルティング業務委託契約を結んだ。契約期間は来年3月末まで。
 伊藤忠(大連)有限公司は、中国東北地方を活動範囲に、大連のほかハルビン、長春、瀋陽にそれぞれ事務所を設置しており、これまでも当県関係者との交流を図ってきた経緯があった。今後は、当事務所、県ハルビンビジネス連絡拠点及び県長春ビジネス連絡拠点の活動の中で、伊藤忠(大連)有限公司のネットワーク等を活用して、県企業と中国企業とのビジネスマッチング支援や県産品販路拡大等を目指すことになる。
  早速、9月18日に、県関係企業の立地が進む大連経済技術開発区にて、大連新潟県人会(事務局:新潟県大連経済事務所)を開催した際、伊藤忠(大連)有限公司の塚本総経理にも出席していただき、当日参加の県企業関係者と初顔合わせの上、今後の協力の可能性等について意見交換していただいた。(わ)