新潟県大連経済事務所

2021年３月22日から29日まで、ハルビン市内の日本料理店「鈴蘭」にて、「第８回新潟フェア」を開催。平成25年に第１回を開催してから、黒龍江省での県ＰＲ活動の一環として、県産品の販路拡大や県への観光客誘致を図ることを目的として毎年開催していたが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大によりフェアを開催することができなかったため、今回は２年ぶりの開催となった。

  今回のフェアでは、鈴蘭で通常提供している丼や寿司等のご飯類のメニューを、全て県産の新米を使用して提供するとともに、県産の厨房用品を紹介するパネルを展示するなどにより、新潟県の特産品をＰＲした。さらに、県産米や厨房用品は中国の大手通販サイト等で販売されているため、店内の掲示物に通販サイトのＱＲコードを掲載することで販売促進を図った。また、現地のメディア２社からフェアについて取材を受け、鈴蘭店内の様子や料理の写真が掲載された記事がネット上で公開されるなどの効果も生まれた。

                                                

写真左：鈴蘭の店内に展示した県産厨房用品の紹介パネル

写真右：現地メディアの取材（新潟タレカツを撮影している様子）

鈴蘭によれば、来店客からは、「寿司飯が美味しい」という声が特に多く聞かれ、通常の炊飯量では足りず追加で炊飯した日もあったとのこと。黒龍江省では2018年から「国際米祭り」というイベントが毎年開催されており、イベント期間中に行われる米の品評会では、県産米は毎年高い評価を得ているが、今回の新潟フェアでは、県産米に対する評価が高いことを改めて実感することができた。

   今後も新潟フェアをはじめとする黒龍江省内でのＰＲイベントで、新潟ファンを獲得できるように尽力したい。現在、新型コロナウイルスの感染拡大により日中間を自由に往来できない状況だが、感染拡大が収束し往来が可能になった時には、多くの新潟ファンが新潟を訪れることを期待している。 (K)

                                                    

写真左：新潟米を使用した寿司（大トロとサーモンの握り）

写真右：新潟フェア開催をＰＲする店内掲示

（参考１）現地メディア「東北網」のニュース記事

https://health.dbw.cn/system/2021/03/23/058614802.shtml

（参考２）現地メディア「新浪黒龍江」のニュース記事

http://hlj.sina.com.cn/news/1/2021-03-24/detail-ikkntiam7549234.shtml