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黒龍江ニュース

「第34回ハルビン国際経済貿易商談会」が開催されました

2025-06-23

5月17日から21日までの5日間、市内にあるハルビン国際コンベンションセンターにて「第34回ハルビン国際経済貿易商談会」が開催されました。会場はテーマ主賓展示区、黒龍江省振興展示区(A区)、省区市と大企業展示区・スマート製造展示区(BC区)、ロシア食品文化祭、ロシア製造、生中継区(共有ホール)、国際消費、香港・マカオ・台湾、グリーン食品(屋外テント展示場)等が設置され、38の国と地域及び中国国内の23の省区市の1500余りの企業が参加しました。屋内の展示場では、多くのロボットやAIスマート機器が展示され、大人のみならず、子供も興味をもって参観している様子が見受けられました。また黒龍江省は中国で最大の穀倉地帯であり、農業が盛んであるため、その特性を生かし微生物を利用した食品の展示等、科学と農業を応用した技術展示も見られ、中国における安全な「緑色食品」への意識を垣間見ることができました。

開催期間中は、国内外から多くのビジネスマン、一般客が来場し、5日間で本会場となるハルビン国際コンベンションセンターには16.7万人が訪れました。

日本からは、新潟県、岩手県及び、黒龍江省と友好関係を結ぶ北海道、山形県の4道県が参加しました。新潟県からは、現地代理店を含む9企業、4ブースを出展し、鍋やキッチン小物などの金属加工製品、ガラス製品、漆器の工芸品、キャンプ用品と多岐に渡り、各社、黒龍江省の消費者の感触を確かめていました。また入場者からは日本の技術力を褒めるような場面も多く見受けられました。517日開幕式には、在瀋陽日本総領事館の浜田総領事も会場を訪れ、新潟県の11つのブースを回っていただきました。

この他、新潟県では観光パンフレットの配布や県産品の展示、中国SNSである「微信」の新潟県公式アカウントの周知及び、昨年世界遺産登録された佐渡金山の周知、記念シールの配布を行い新潟県のPRを行いました。黒龍江省と友好関係にある本県は、日本に興味のある一般の方に本県の名前を比較的認知されている傾向があり、特に新潟県産米の一定の認知度もあります。また大きく掲示した佐渡島の写真に興味を示す来場者もおり、観光地としても認知度を上げられるようPRを行いました。

   黒龍江省は、約3,000万人の人口を有し、近年氷雪経済により観光等での注目を集め、経済交流のポテンシャルを秘めている地域でもあります。今後もハルビンビジネス連絡拠点では、このような展覧会の機会を活用し、新潟県及び新潟県産米、県産品の認知度向上と共に、県内企業が海外進出する足掛けとなるようサポートして参ります。(S)

 

写真:屋内特設ブースの様子

                   

写真左:在瀋陽日本領事館浜田総領事が新潟県ブースを訪問する様子

写真右:新潟県PRブースの様子