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黒龍江ニュース

○ハルビン観光情報センター開設

2014-08-31

 ハルビン市は先月、国内外から黒龍江省を訪れる旅行者への観光情報を提供するため、市内のメインストリート中央大街で大規模な観光情報センターを初めて開設した。この建物は、日本の松浦洋行が所在していた場所で、1920年に落成したロシア風の建築物が保護建築として残され、最近までは教育関連の書店として利用されていた。 
(観光情報センター外観写真)
 同センターは、黒龍江省及びハルビン市の観光案内、代表的な観光拠点及び観光ルートの紹介、交通アクセス、宿泊施設や各種チケット予約に至るまでさまざまなサービスを提供、無料のガイドブックやイベントチラシなども用意されている。一階フロアには旅行者からの相談やお問い合わせへの対応窓口と観光記念品の販売コーナーが設置され、二階フロアにはハルビンと省内各地の観光情報、写真、動画、アクセス方法などを中国語、英語、ロシア語の3か国語で検索可能なタッチスクリーンモニター式旅行案内システムが設置されている。また、同じ二階フロアにある雪ダルマ顔写真コーナーが大人気となっていて、多くの観光客が無料で撮ったユニークな雪ダルマ顔写真を携帯に記録したり、友達に転送したりして楽しんでいる。さらに、歴史あるハルビンの様々な建造物の写真や油絵の壁画が展示され、異国情緒漂うハルビンの雰囲気を存分に感じることができる。


(観光情報センター室内写真)
 同センターは、安心して快適な旅行を楽しみたい観光客への窓口として、また、情報収集の拠点として機能することが期待されている。近年、ハルビン市政府は、観光都市のシンボルとして、冬の氷雪旅行と夏の避暑旅行をPRする中、2014年は観光客の受入数は6000万人を突破、観光収入額800億元を目標に掲げ、ハルビンの観光振興のため、更なる利便性向上を目指している。