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黒龍江ニュース

○ハルビン出発の海外渡航者急増

2015-03-31

   昨年、ハルビンから出発した海外渡航者は約60万人に達し、同期比で24.8%増加した。現在、ハルビンには14の国際航空路線があるが、最も人気が高い訪問先は、ソウル、台北、新潟の順になっている。
 昨年、ハルビンから韓国への海外渡航者は約30万人に達し、渡航者全体の半数を占め、2013年より30%増加した。韓国渡航者の中で、23.4万人の目的地はソウルであり、ソウル行きのフライトは深夜便でも満席が続く人気ぶり。
 ハルビンから日本への定期航空路線は、ハルビン・新潟線、ハルビン・関空線があるほか、地元旅行社によるチャーター便運航もあり、ハルビンから日本へ出発する渡航者は2013年より30%増え、3.4万人に達している。また、今年2月から3月までハルビン・茨城線の連続チャーター便が運航されたが、客足は好調であったという。最近では、春節ツアーに加え、桜鑑賞の旅行商品が大人気となっており、予約が取れないほどの盛況ぶりとのこと。
 海外渡航者数が多い都市として、上海、北京、広州、深センが挙げられるが、長沙、ハルビン、福州などの省都でも海外渡航者が右肩上がりで増えている。中国で最大のチケット予約ウェブサイト「携程旅行ネット」によると、海外渡航による消費額も増えており、その金額は60億人民元に達している。一人あたりの平均消費額の多い都市は北京市、太原市、上海市、昆明市、ハルビン市がランクインしており、商品の種類として、化粧品、服装、健康食品、家電の人気が高いとのこと。(ぼ)