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黒龍江ニュース

○新潟ハルビン線のデイリー化と新潟県代表団のハルビン訪問

2015-09-29

   現在、新潟ハルビンの空路は直行便で結ばれているが、これまで週4往復(日月水金)だったものが、7月21日から週6往復(日月火水木金)に増え、さらに9月1日から週7往復(日月火水木金土)と増便され、現在は毎日往復便が飛んでいる状態(デイリー化)になっている。
  これを受け、デイリー化初日となる9月1日には、新潟空港で消防車による放水アーチによる航空機出迎えが行われ、新潟空港ターミナルでは「ハルビン写真展」が開催された。 
 また、この日、デイリー化初日の便に搭乗し新潟県から観光・交通関係の代表団がハルビンを訪れ、黒龍江省旅行局や国際担当部門などの代表と面談し今後の交流推進に向けて協議した。増便された空の便を有効に活用し、今後の双方の観光客増加を目指して新潟県側から協議・提案がなされた。 
 まず、ハルビンから新潟や日本の他の地域を訪れる中国人観光客の多くは、ショッピングをその大きな目的の一つとしている。新潟でもその目的を十分達せられることをPRする必要があるとし、今回は新潟市内の商店や商業施設の担当者等が10社ほど同行し、黒龍江省内の旅行者などに対して新潟でのショッピングの魅力をアピールするとともに、実際にどのようなものが好まれるのかを協議し相互認識を深めた。 
 また、新潟からハルビンを訪れる日本人観光客増加のためには、まずは新潟でハルビンの観光地としての魅力をPRすることが必要であるとし、黒龍江省の旅行社や関係機関が新潟を訪れアピールする機会を設けることを提案した。 
 最近では、中国国内の高速道路や高速鉄道もかなり整備されてきており、黒龍江省全体だけでなく、近隣の吉林省、遼寧省等の各地とハルビン空港とのアクセスが容易になりつつある。 
 これまでは、新潟で中国人観光客を受け入れる側となる商業施設担当者がハルビンを訪問し旅行社等と協議する機会は多くなかった。今回の訪問が、これら民間業者を含めた中国人観光客誘客の取組をさらに積極的なものにするかもしれない。 
 今回の提案内容が実現し、より多くの人々にお互いを知ってもらい、往来や交流の機会が増えれば、新潟ハルビン線の観光面での需要も増し、新潟空港や新潟県の拠点性がさらに高まることにつながるだろう。(J)