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黒龍江ニュース

○「第27回ハルビン商談会」開催

2016-06-25

    6月15日から19日までの5日間、ハルビン市国際コンベンションセンターで「第27回中国ハルビン国際経済貿易商談会」が開催された。2014年から「中国ロシア博覧会」と同時開催されていたが、今年はこの中露博がロシアで開催(7/11-15)されるため、2年に一度開催される「第4回中国国際新素材産業博覧会」との同時開催となった。

  今回はコンベンションセンターのA~Cの3ホールを使用し、Aホールはハルビン商談会出展の海外企業、Bホールは新素材博出展企業、Cホールは中国各自治体出展という配置とし、ハルビン商談会へは2,400以上、新素材博には900以上のブースが立ち並んだ。特に中国国内企業出展ブースでは、黒龍江省が農業省ということもあり、ハチミツやブルーベリー等、旬の農産品が多く並び、一帯を甘い香りに包んでいた。 主催者発表によると、5日間の来場者数は総計20万人以上を数え、前年の中露博同時開催回には及ばなかったものの、連日多くの市民や海外企業関係者等が訪れた。特に海外政府関係団体や経済貿易団体、学術団体等およそ100の国・地域から5千人以上が視察に訪れ、中国側開催主催者も対応に追われた。海外訪問団はロシアが一番多く、次いで韓国、日本、タイ等の順となった。 

 日本からは、黒龍江省と友好関係を結ぶ北海道、山形、新潟からの出展があり、日本産の輸入商品を扱うブースも含めて日本エリアとして形成され賑わいを見せた。新潟は県内企業等から5ブースの出展があり、金属加工品やキッチン用品等の展示ブースには多くの来場者が訪れたほか、企業間での商談についても積極的に参加されていた。ブース内では新潟の観光PRも行われ、観光パンフレットの配布に加え、中国SNS微信で配信している観光情報等を紹介、多くの新規購読者を得ることができた。 
 今回はメディア露出も積極的に行われ、会場内に各メディアブースが設けられたほか、期間中各ブースへのインタビュー取材も実施され、テレビやネットでのニュース報道を数多く見ることができた。新潟ブースへも取材があり、ネットニュースでインタビュー動画が掲載されるなど、通常の出展時以上に人々の目に触れる機会を作ることができたようだ。(J)