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大連レポート

○糸魚川の高校生が体験した大連の夏 ○JALが新潟シティマラソンツアーを催行 ○「新潟県海外ビジネスコーディネーター」制度の活用

2016-09-29

○糸魚川の高校生が体験した大連の夏
   夏真っ盛りの8月4日、「第13回中国夏休み国際交流スクール」に参加している糸魚川市内の6名の高校生が、研修の一環として当事務所を訪れた。このスクールは、地域の若者が将来世界に羽ばたくきっかけになればと、地元経済界などで構成される糸魚川国際交流推進委員会(糸魚川商工会議所内)が、毎年大連で実施しているもので、今年で第13回目だそうである。 
   今回は8月3日~10日までの7泊8日の日程で、当地の名門東北財経大学でみっちり中国語研修を受けるとともに、太極拳を受講したり、近代史上有名な旅順203高地を見学したり、ショッピングの研修をしたりと、語学だけでなく中国の歴史や文化、一般市民の日常生活に触れる機会も多々あったと聞いている。当事務所訪問の際には、筆者より大連市の概況、本県と大連市との関わり、当事務所の活動内容などについて、1時間ほどクイズ形式で説明させていただいた。拙いレクにも関わらず、真剣な表情でメモを取ったり、回答する様子に恐縮した次第である。 
   参加生の研修報告の中で、「この研修で特に感じたのは言葉の力のすごさ。自分の言葉で伝えられず通訳してもらわねばならないということが苦痛だった。また相手に何と言われているのか分からないのが怖かった。中国人をもっと理解するために、また自分の考えを中国人に伝えられるようこれからも中国語を学び続けたい」との感想を読み、非常に心強く感じた。過去の参加生の中には、既に中国に留学したり、対中ビジネスに従事している先輩もいると聞いているが、是非今年の参加生も、将来日本と中国の懸け橋となってくれることを期待している。(こ) 
○JALが新潟シティマラソンツアーを催行
   中国人の訪日観光というと、東京・箱根・京都・大阪等のいわゆるゴールデンルートを周遊し、「爆買い」と称されるショッピングを楽しむものというのは今は昔。専門家の指摘によると、今後の中国人の訪日観光の傾向として、「爆買い」は既にピークを越え、これからは未だ見ぬ土地で体験を楽しむ「コト消費」を目的とした訪日リピーターの増加が予想されるのだとか・・・。       
  そんな中、日本航空の中国国内各支店が共同で中国各地の市民ランナー等を対象に、10月9日開催の新潟シティマラソン参加ツアー(10/7~10/12)を企画・実行することとなった。同マラソンには、広州から23名、当地大連から8名、上海、香港から各2名の、総勢35名もの健脚が参加予定である。また、このツアーでは、マラソンには出場しないが新潟観光を楽しみたいという方も募集しており、多くの中国人に新潟の自然・美味を堪能していただく良い機会であると期待している。 
 この度のツアーについて、日本航空大連支店の大久保宜政氏は、「ゴールデンルートではない地方都市を舞台に、比較的容易に参加できるマラソンというスポーツを切り口にした特徴ある商品を造成することで、多くの中国人にこれまでとは一味違った日本体験をしていただければ」と語ってくれた。是非、日本一の大河信濃川河畔や国の重要文化財「萬代橋」を走り、レース後は新潟県産こしひかりや日本海の海の幸を御賞味いただいて、本県リピーターとなってほしいものである。 
 また新潟と言えば、何と言ってもスキーであろう。来たるべきシーズンに向け、当事務所としても日本有数のスキーリゾートである本県の魅力を雑誌・ラジオ等のメディアや、観光イベントなどを活用してPRして参りたい。(こ)
○「新潟県海外ビジネスコーディネーター」制度の活用
  公益財団法人にいがた産業創造機構(NICO)では、県内の企業・商工団体・市町村・学術機関等による中国での事業展開を支援するため、ハルビン、大連、瀋陽、北京、上海、天津、香港の7都市に海外ビジネスコーディネーターを配置しております。主な支援内容は以下のとおりです。
    ア)現地企業・機関への訪問等のアレンジ 
    イ)訪問先への同行・通訳等現地でのアテンド
    ウ)現地事情のレクチャー
    エ)現地情報の収集・提供
    オ)見本市・商談会の出展支援 
  原則として、これらの支援に対する費用はかかりません。興味をお持ちの県内企業・団体の皆様は、お気軽に御相談ください。(こ)