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黒龍江ニュース

○“新潟杯”日本語スピーチコンテスト開催!

2019-08-09

    6月24日、黒龍江省佳木斯(ジャムス)市の佳木斯大学にて、2019年“新潟杯”日本語スピーチコンテストが開催された。新潟県国際交流協会が主催し、新潟県が後援する大会で、2013年の初開催から数えて今回が4回目となる。黒龍江省内の大学13校が参加、各校1名の代表選手が出場し、「事前テーマスピーチ」と「即興スピーチ」の2部構成により順位を争った。事前テーマスピーチの命題は『新潟県の人に伝えたい黒龍江省の魅力』であり、参加選手は与えられた命題で予めスピーチ内容を考えて本番に挑む。即興スピーチの命題は『私が今夢中になっていること』であるが、こちらは事前非公開であり、スピーチ直前に命題を知らされて本番に挑む形式。事前テーマスピーチは皆一生懸命に準備、練習した跡が伺え、黒龍江省の美食を紹介したり、市民の持つ情熱や心の暖かさを魅力として伝えたりと、充実した発表内容が多くあったと感じた。一方、即興スピーチでは、限られた時間で内容を考える必要があり、時間判断の見誤りや緊張から持てる力を発揮できなかったであろう選手も見受けられた。しかし、その中でも上位入賞者は、きちんと時間配分や話の構成をまとめており、実力の差が現れたものであると感じた。
    結果としては、成績上位3名に1等賞、次いで5名に2等賞、残る5名には3等賞が授与され、県国際交流協会から各賞の賞状及びトロフィーが進呈された。加えて、1等賞受賞者には副賞として新潟研修旅行が贈られた。大会の高成績や日々の日本語学習への功労を称えての旅行招待であり、新潟を実際に訪れてもらうことで新潟への理解、関心、興味を深めてもらい、将来には新潟と黒龍江省を繋ぐ架け橋のような存在となってもらえることを期待しているとのこと。
     県ハルビンビジネス連絡拠点では、開催準備段階から協力し、大会会場となる大学の選定や実施交渉を請け負った。会場決定後も、佳木斯大学と主催である県国際交流協会との間を繋ぎ、連絡や調整等を行った。また、大会当日は新潟概要パンフレットの配布や観光ポスターの会場掲示を行い、新潟PRを実施した。大学生という若い世代の多くの方々に新潟を知ってもらい、旅行や仕事などで本県との関わりを継続して持ってもらえるよう引き続き尽力していきたい。(Y) 
          
(会場の様子)                                        (会場内の様子)
          
(主催者挨拶)                                        (スピーチの様子)

(1等受賞3名との記念撮影)