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大連レポート

○大連婚活事情の一端 ○上越市代表団が吉林省琿春市を訪問

2017-07-31

○大連婚活事情の一端
  毎週土曜日の朝、大連市内最大の総合公園「労働公園」をジョギングしていると、園内の一角で、地面に置かれたり、木の幹に貼られている多くの紙片を熱心に覗き込んでいる中高年の一群を目にする。紙片を首に下げたり、胸の前に掲げ持つ人達もいる。最初は、イベントか遺失物の情報でも書いてあるのかと思ったが、後日、現地の知人に聞いたところ、未婚の子を持つ親御さんが、我が子の履歴情報を記載し、結婚相手を募集しているのだという。この、親御さんによる代理婚活(?)は、600万都市大連でもこの労働公園のみ、それも土日限定で行われる活動とのことである。
(労働公園で子供の結婚相手を探す人達)
  地面に並ぶ紙片を拾い読みすると、男性よりも女性の「履歴書」の方が多い気がする。年齢は男女とも30代前半から50代半ばといったところか。 特に、女性に高学歴・高収入の方が目立つ。例えば「女、1985年生まれ、身長164cm、大卒で教育学専攻、職業は公立学校教師、持ち家・自家用車有り、離婚歴有り、年齢・学歴・職業が自分に相応しい男性を求む、連絡先〇〇〇」等々。紙片を覗いている年配の女性に聞くと「37歳の未婚の娘を持つ母親。娘には内緒で、彼女の結婚相手を探しに来た。もしここで相応しい相手が見つかっても、娘の面子を立て、彼女には”友達の紹介”と言う」等と答えてくれた。労働公園で毎週末会員募集を行う結婚紹介所の経営者によると、一日当たり、多い時で約200人がここで会員登録するという。また、会員の6割以上は女性で、登録はその親・親戚が行うケースが大半とのこと。女性が多い理由は、大連の男性は外地の大学に進学すると、卒業後も大連には戻らず、より給料の高い大都市で就職する傾向があるため、同郷男性との結婚を望む大連の女性が、結婚相手を探すのは大変なのだとか。そして、結婚相手を探すに当たって最も重視される条件は、学歴、収入、持ち家の有無、次に車、容姿等だそうだ。なお、「履歴書」を置くだけなら登録の必要はなく費用も掛らないが、詐欺に遭うリスクもあり成婚率は低いという。 
  この経営者から「うちの会員の成婚率は80%。結婚まで色々な相談に乗るし、結婚式の手配も行う。是非、日本で仕事をしている中国人男性を紹介してくれ」と頼まれたが、丁重にお断りした。
  因みに、地元紙新商報の本年2月12日付け報道によると、2016年の大連市の離婚率は31%で、中国国内で8番目の高さだという。(こ) 
○上越市代表団が吉林省琿春市を訪問
  7月27日~29日、土橋均上越市副市長を団長とする同市代表団7名が、友好交流都市の吉林省琿春市を訪問し、筆者も同行した。上越市と琿春市及び韓国浦項市は、1996年の「国際経済・文化交流 共同宣言」以降、産業・文化・スポーツ等幅広い分野で相互交流と友好親善を積み重ね、昨年上越市で行われた「共同宣言20周年3市会談」で、今後も持続可能で発展的な相互交流の実現を目指すことを確認したという。今回の訪問目的は、琿春市が開催する「第1回北東アジア文化観光グルメ祭り」に出展し、上越市の観光・特産品等のPRを行うこと。実はこの「グルメ祭り」、昨年上越市を訪れた琿春市共産党委員会の高玉龍書記が、「越後・謙信SAKEまつり」に感銘を受け、是非琿春でもこのようなイベントを実施したいということで、初開催が実現したとの由。27日夜の開幕式には全人口の1/4にあたる5万人以上もの市民が会場を訪れ、日、中、韓、露、モンゴルのグルメ等を堪能した。「日本三大夜桜」で有名な上越市は、春・満開の桜をイメージしたブースで、抹茶と和菓子のおもてなし、和服を羽織っての写真撮影等を行い、上越での花見気分を満喫してもらった。2011年の原発事故以降、本県産食品は中国へ輸出できないため、自慢の地酒の試飲・販売等は行えなかったが、最も人出の多いブースとなり、改めて文化の吸引力というものを実感した。(こ)