2025-03-20
2月7日(金)から14日(金)まで、黒龍江省ハルビン市で「第9回アジア冬季競技大会ハルビン2025」が開催されました。アジア冬季競技大会とは、アジア・オリンピック評議会(OCA)が主催する冬季競技の国際総合大会で、第1回大会が札幌で1986年に開催されて以降、これまでに計8大会が実施されました。ハルビンでの開催は1996年の第3回目大会以来、29年ぶりとなりました。今大会には史上最多となる34の国や地域の1,200名以上のアスリートが参加し、フィギュアスケート、カーリング、スピードスケート、スノーボード等11競技、64種目で熱い戦いを繰り広げました。
2月7日(金)の開幕式は、ハルビン国際会展体育センターで開催され、サブ会場として、ハルビン氷祭りの会場でも開催されました。開幕式では、雪、氷、ランタン等、冬季らしい演出とともに、中国東北地域で喜びを表す「手絹花(ハンカチの花)」と呼ばれる布をくるくると回す踊りが披露されたり、ステージ衣装のスカートに「剪紙(せんし)」と呼ばれる中国の伝統的な切り絵細工の模様が描かれる等、中国文化と氷雪文化が融合された美しいステージが披露されました。テレビ及び現地SNSでも放映され、多くの方に見守られる中、(第9回アジア冬季競技)大会は始まりました。
写真左:SNSで放映された開幕式の様子(ハルビン氷祭り会場)
写真右:SNSで放映された開幕式の様子-手前の女性たちが手に持っているものが「手絹花」(メイン会場)
今回の冬季競技大会に先立って、2024年の春から街中で大会の雰囲気を盛り上げていたのが、マスコットキャラクターの「賓賓(ビンビン)」と「妮妮(ニーニー)」です。2023年9月にハルビンの東北虎園で生まれた2匹のアムール虎をモチーフとして、中国語で“哈尔滨(ビン)欢迎您(ニー)”、日本語で「ようこそ、ハルビンへ」という意味が込められています。
写真:「賓賓(ビンビン)」と「妮妮(ニーニー)」https://www.ad.tsinghua.edu.cn/info/1061/30858.htmより
写真左:ハルビンの観光名所「中央大街」で飾られた「賓賓(ビンビン)」
写真右:ハルビン太平国際空港内で飾られた「妮妮(ニーニー)」
ハルビンに住んでいるので、競技観戦しようとチケット発売日に販売サイトを覗くと、中国人選手が出場する可能性のある競技のチケットは販売開始数時間でほとんど完売していました。私は、男子と女子のアイスホッケー日本代表戦のチケットをなんとか購入し、現地での観戦を楽しむことができました。
試合観戦当日は、会場外は大会のブルーの旗がはためき、「濱濱」「妮妮」のマスコットの氷の彫刻が飾られ、まさに「氷城」(氷の街)と呼ばれるにふさわしい装飾が施されていました。私が観戦した試合は中国代表の試合ではないものの、多くの方が観戦に訪れ、選手達の素晴らしいプレーに大いに盛り上がっていました。
写真左:試合会場付近に飾られた氷の彫刻
写真右:アジア冬季競技大会男子アイスホッケー試合会場内の様子
そして、2月14日(金)、日本を含む多くの国と地域の選手が活躍した(第9回アジア冬季競技)大会は無事に閉幕を迎え、次回2029年のサウジアラビアでの開催にバトンが受け渡されました。
ハルビンでは、冬季には世界三大雪まつりの一つであるハルビン氷祭りが開催され、観光客に大変人気のスポットとなっています。今年の冬は、このように第9回アジア冬季競技大会も開催され、極寒の地でありながらも、熱い戦いが繰り広げられ、国内外から多くの人が訪れる、よりホットなスポットとなりました。(S)