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黒龍江ニュース

○第1回中国-ロシア博覧会閉幕

2014-07-17

 第1回中国-ロシア博覧会が6月30日~7月4日の日程で開催された。67の国と地域から11,000人の来賓及びバイヤーが参加し、そのうち、ロシアから約5,000人が参加した。博覧会事務局によると、黒龍江省はこの博覧会で31.5億ドルの輸出入契約を結び、経済技術協力項目260個、契約における国内外の利用資金は683.35億元に達したということである。また、博覧会期間中の来場者は約28万人を数え、外国政府、経済貿易団体、華人華僑代表団合わせて176団体が参加し、ロシアから108代表団と大手銀行等を含む356企業が出展した。中ロ副総理が5つのフォーラムに出席したほか、ロシア、アメリカ、カナダなどの国、地域から150人の専門家と中ロ66箇所の大学も参加した。 
 今回の博覧会は国際色も豊かとなり、日本、韓国、ASEAN各国等から1,597企業が出展し、アクセサリー、工芸品、観光商品、特産品などの展示販売をした。新潟県からも8企業と団体が参加し、商談、展示販売等を積極的に行った。当ハルビンビジネス連絡拠点も1ブースを確保し、ビジネスマッチング、日本海横断航路、日本料理鈴蘭での新潟フェア等の主要案件の宣伝を行った。 
 今回の博覧会はこれまで開催されていたハルビン経済貿易博覧会を国家級に昇格したもので、主催者側としては、会場での商品販売から一歩進んだ、よりビジネスマッチングを重視した会を目指していたようである。確かにロシア関係の商談等は積極的に行われていたが、全体的に見れば、これまで通り商品を売るために参加している企業が多かったように感じる。今後も博覧会を開催するにあたり、博覧会開催の目的を整理することが課題として挙がっている。
 また、もう一つ博覧会を通じて改めて感じたのは、中国における健康意識の高まりである。期間中、緑色食品(有機食品)、医療分野における商談が積極的に行われていたとともに、ブースとしてこれらの分野に用意された数も多かった。特に、黒龍江省は緑色食品の生産、加工に力を入れており、今回E、Fホール全てを黒龍江省内企業の緑色食品の展示販売スペースに充てていた。(Eホールについては通年営業となる予定) 
(博覧会会場写真)
(新潟県出展ブース写真)